神社仏閣に携わる

宮大工の意味と仕事内容

宮大工とは、神社仏閣の建築や補修に携わる大工のことです。宮大工は別名渡り大工とも呼ばれています。その由来は仕事内容として、何年も家を離れ社寺のある地に居住して、材料や技法を検討しながら進めるためです。その技術や技法については、師匠から弟子へ口伝で伝承されています。昔は何百人と宮大工がいましたが、現在では、100人以下と推定されています。宮大工は一般的な大工と異なって、「木組み」と呼ばれる技法などさまざまな特殊な技術が用いられます。宮大工になるには、一般的に資格は存在しません。しかし、国家資格である建築技能士に合格することにより、その技術は大工として認められます。建築技能士の資格には1から3級の試験が存在しています。

仕事の給料と大工としての独立

宮大工の給料については、多くは月によってばらつきがあります。また、当然技術力によって差が出てきますが、一般的な現場職としては高額な給料となります。日当として比較すると、見習いが約1万円、ある程度技術が認められると1万5千円くらい、棟梁クラスになると2万8千円ほどが一般的な給料となります。しかし、現場職として、現役で働ける年月は他業種と比べるとやはり短いです。また、雨や風などの日は当然作業が出来ないため、給料はありません。このようなことにより月々の給料にはばらつきが生じています。現場職として現役時代が短いため、多くの宮大工は、独立を行い、工務店の経営者を目指しているのが現状です。また、神社などの数も限りがあるため、宮大工の中には一般的な建築物を請け負っている方もいるようです。